裁判手続きの流れ

名誉毀損等の権利侵害をしたものに対して、刑事告訴、民事訴訟を提起する場合の裁判手続の流れについてご紹介いたします。

 

まず、前提として訴訟を提起する相手方の氏名や住居等の最低限の情報が揃っていなければならないため、相手方の情報を特定するために、発信者情報開示請求をする必要があります。
発信者情報開示請求の詳しい説明は当ホームページに掲載されていますので、そちらを参照していただけると幸いです。

 

相手方の情報が判明することで、民事訴訟であれば訴状の送達、刑事告訴であれば捜査機関による逮捕が見込めるようになります。

もっとも両者はどちらかのみしか選択できないというわけではなく、その両方によって相手に罰を受けてもらうということもできます。

 

もっとも、相手方に資力がそこまでない場合や名誉毀損による損害の程度によっては賠償額が少額となってしまい、相手方にとって痛手がない場合もあります。また、損害賠償請求のみでは、今後も書き込みをする余地があり、それを阻止できない可能性なども考えられます。
上記のような場合には刑事罰を受けてもらうことによって反省を促し、再発防止に向けた実効性が認められる場合があります。

 

また、刑事告訴をする場合には公訴時効の期間があることにも留意しなければなりません。特に名誉毀損罪と侮辱罪に関しては親告罪と呼ばれる類型であり、犯人は知ったときから6箇月が経過したときは告訴をすることができません(刑事訴訟法235条)。

 

もし刑事告訴をするとなった場合、特にインターネットでの名誉毀損であれば、捜査機関のサイバー問題への対応力の低さという問題や告訴状の記載内容が細かいという点において、半年という短い期間のなかで個人が準備をするのは難しくなっています。

 

そこで、弁護士に相談をすれば、犯人の特定から訴状の作成に至るまでの過程をスムーズに進めることができるため、方法としておすすめです。

 

中野・田中法律事務所では、大阪市を中心に、関西全域の皆様からご相談を承っております。

インターネット被害者の民事訴訟や刑事告訴に関する業務に対応しております。お困りの方はぜひご相談ください。

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資格者紹介

Staff

田中 涼Ryo Tanaka

私は大阪市を中心にインターネット被害、交通事故、不動産、債務整理、労働問題、離婚などの幅広い法律問題を承っています。

また、得意な英語を活かし海外に関する業務や外国人の方のサポートも行っております。

お困りの際は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体
  • 大阪弁護士会(登録番号 45477)
著書
  • 「弁護士の顔が見える 中小企業法律相談ガイド」
    大阪弁護士会協同組合企画編集
経歴
  • 昭和56年 出生(大阪府箕面市)
  • 平成12年3月 桃山学院高校卒業
  • 平成14年9月ポートランド州立大学に留学
  • 平成17年3月 早稲田大学人間科学部卒業
  • 平成20年3月 大宮法科大学院修了
  • 平成22年9月 司法試験合格
  • 平成22年11月 司法修習生(64期)
  • 平成23年12月 弁護士登録(大阪弁護士会)、坂東・田中法律事務所に就職
  • 平成25年9月 アパレルメーカーに転職(兵庫県弁護士会)
  • 平成27年1月 当事務所に復職

事務所概要

Office Overview

名称 中野・田中法律事務所
代表者 田中 涼(たなか りょう)
所在地 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満4-3-18 MF西天満ビル8階
連絡先 TEL:06-6365-7100 / FAX:06-6365-6452
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定休日 土・日・祝日(事前予約で休日も対応可能です)