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アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故|対処法や過失割合など

アクセルとブレーキの踏み間違いは、高齢者に限らず誰にでも起こり得る交通事故の原因です。

駐車場や交差点などで発生しやすく、重大な人身事故につながる可能性があります。

今回は、踏み間違いによる事故が起きた場合の対処法や過失割合を確認します。

アクセルとブレーキの踏み間違いとは

踏み間違い事故とは、運転中に本来ブレーキを踏むべき場面で誤ってアクセルを踏み込んでしまうことです。

発進時や停止直前に起きやすく、重大事故につながる可能性があります。

疲労や焦り、ペダル配置への慣れ不足などが原因となります。

事故発生時の対処法

踏み間違いによる事故を起こした場合、まずは落ち着いて以下の対応をしてください。

 

車を安全な場所に移動させてエンジンを切る

負傷者を安全な位置に移動して救急車を呼ぶ

警察へ事故の報告を行う

保険会社へ連絡する

 

それぞれ確認していきましょう。

車を安全な場所に移動させてエンジンを切る

事故直後は落ち着いて、車を安全な位置へ移動させます。

道路上や交差点で停車したままだと、他の車や歩行者を巻き込む可能性があります。

移動が難しい場合はハザードランプを点け、後続車に注意を促してください。

負傷者を安全な位置に移動して救急車を呼ぶ

人身事故の場合は救護が最優先です。

負傷者が危険な場所にいる場合は、安全な位置へ移動させます。

ただし、骨折や頭部外傷が疑われるときは無理に動かさず、119番通報で救急隊の到着を待ちます。

警察へ事故の報告を行う

交通事故は、物損・人身を問わず道路交通法で警察への報告義務があります。

事故状況を正確に伝え、実況見分に協力します。

保険会社へ連絡する

事故の状況を保険会社に伝えます。

民事事件であれば、保険会社が加害者の代わりに賠償などを行ってくれます。

人身事故で刑事事件になった場合は、国選弁護人、もしくは自分で弁護士を選んで相談するのが基本です。

過失割合の考え方

踏み間違い事故の場合、基本的には加害者側の過失が大きくなります。

しかし、事故の状況や相手の行動によって過失割合が変わることもあります。

たとえば、駐車場での単独衝突は、ほとんど加害者の過失です。

一方、交差点で相手が信号無視をしていた場合には、加害者の過失が減る可能性があります。

過失割合は、警察の事故調書や保険会社同士の協議によって決まります。

まとめ

アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、誰にでも起こる可能性があります。

事故が発生したら、救護や警察への連絡、保険会社への報告などスムーズな対応が重要です。

過失割合は基本的に加害者側が大きくなりますが、状況によっては変動する場合もあります。

法的な問題が発生した場合は、弁護士に相談してください。

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田中 涼Ryo Tanaka

私は大阪市を中心にインターネット被害、交通事故、不動産、債務整理、労働問題、離婚などの幅広い法律問題を承っています。

また、得意な英語を活かし海外に関する業務や外国人の方のサポートも行っております。

お困りの際は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体
  • 大阪弁護士会(登録番号 45477)
著書
  • 「弁護士の顔が見える 中小企業法律相談ガイド」
    大阪弁護士会協同組合企画編集
経歴
  • 昭和56年 出生(大阪府箕面市)
  • 平成12年3月 桃山学院高校卒業
  • 平成14年9月ポートランド州立大学に留学
  • 平成17年3月 早稲田大学人間科学部卒業
  • 平成20年3月 大宮法科大学院修了
  • 平成22年9月 司法試験合格
  • 平成22年11月 司法修習生(64期)
  • 平成23年12月 弁護士登録(大阪弁護士会)、坂東・田中法律事務所に就職
  • 平成25年9月 アパレルメーカーに転職(兵庫県弁護士会)
  • 平成27年1月 当事務所に復職

事務所概要

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名称 中野・田中法律事務所
代表者 田中 涼(たなか りょう)
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