示談交渉

示談交渉とは、裁判外での当事者間の話し合いによって、円満な解決を図るための制度となっています。

もっとも交通事故の場合には、基本的に当事者間での話し合いではなく、加害者側は加害者の加入する保険会社の担当者が交渉を行います。
被害者側としては、過失が0の場合に加入している保険会社に交渉を行ってもらうことができないため、被害者自身もしくは弁護士が交渉にあたることになります。

示談交渉においては、まず示談金の内容を確定させる必要があります。内容とは具体的に、治療費や入通院費、後遺障害に対する補償、被害者が死亡した場合の慰謝料、怪我の治療中の休業補償、物損被害に対する補償などと言ったものがあげられます。

次に、示談金の具体的な金額を交渉していきます。

ここで加害者側が提示する金額は、相場よりもかなり低い金額であることが多いため、しっかりと増額を求めることが重要となってきます。
もっともこの金額については過失割合によっては減額される可能性があるため、適切な過失割合を確定させることも重要となってきます。

最後に示談交渉の流れを簡単にご説明します。

①交通事故の損害を確定
②加害者側の加入している保険会社から示談に関する案が届く
③示談案の内容についての交渉をする
④示談成立後、加害者側の保険会社から示談書が届く
⑤示談書に署名・押捺をして加害者側の保険会社に返送
⑥その後2週間程度で慰謝料・賠償金が振り込まれる

中野・田中法律事務所では、大阪市を中心に、関西全域の皆様からご相談を承っております。

示談交渉でお困りの方はぜひご連絡ください。